チェーン店で働く

大手はスキルアップを支えてくれる制度がある

平成24年のデータによると、日本全国には23万軒ものヘアサロンがあって、46万人もの美容師がいるそうです。

単純に計算すると、1軒あたり2人の美容師が働いているという計算になりますが、実際には資格を持ちながら美容師の仕事をしていない人も相当数いると思われるので、実働人数はかなり少なくなるでしょう。

そうなると1軒あたりの美容師数はさらに少なくなり、実質上は1人の美容師でやっているヘアサロンが相当すると考えられます。その一方では多くの美容師を抱える大規模なヘアサロンもあるので、規模の面でも大手と個人経営のところにはっきりと分かれている現状が浮き彫りになります。

これだけの数のヘアサロンがある中には、大手と呼ばれるようなチェーン店もたくさんあります。ヘアサロンは開店時に用意するものが多く、費用もかかるので、どうしても大手のほうが店舗展開をしやすいという事情があります。

これから美容師として活躍しようと思っている人にとっても、やはり有名店、大手チェーンで働きたいと思うのは自然なことです。大手のほうが経験できる仕事の幅が広いでしょうし、多店舗展開をしているので勤務地についての選択肢も広そうです。

こうした事情から、特に新卒で就職活動をする人については大手のチェーン店で働きたいと考える人が多くなります。

直営店とフランチャイズ店の2種類

ところで、大手チェーンのヘアサロンには、2つの種類があります。1つはほとんどの店舗が直営になっていて、本社で美容師を一括して採用している場合。

もう1つは、ヘアサロンそれぞれがフランチャイズ店舗になっていて、看板こそ同じでも経営者が異なり、それぞれの店舗が独自に採用活動をしている場合です。

厳密に言うと、後者の場合は「大手」というのとは少し違うかも知れません。やはり狙うのであれば、前者の大手チェーンです。

直営店舗を抱えている大手チェーンであれば、採用活動や研修に慣れた本社が面倒を見てくれるので、初期のスキルアップを効率良く行うことができます。

こうした大手のチェーンは美容学校に直接求人を出しています。美容学校を卒業する時期になると採用活動が始まり、いわゆる就職活動を経て採用を目指すことになります。

ただしこれは新卒採用での話で、中途採用の場合はそれぞれの大手チェーンが募集をしているのを自分で見つけて、応募します。主に求人サイト(美容専門の求人サイトなど)で求人が出されているので、こうしたサイトをこまめにチェックしておくことをおすすめします。

大手チェーンの場合は研修制度がしっかりしているので、資格さえ持っていれば新卒の人であっても美容師としての仕事を丁寧に教えてくれます。

本社での研修を終えたら実際に店舗での研修といった具合に段階を経ながら進めてくれるので、やはり初めてヘアサロン業界に入る人にとっては大手チェーンのほうが安心感が大きいでしょう。

その後のキャリアアップについては規模の大小とあまり関係がありませんが、最初は大手チェーンから始めるというのが無難のようです。

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